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代表取締役社長 橋本 謹也

株主の皆さまには、平素より格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。中山福グループの第78期(2023年4月1日から2024年3月31日まで)業績についてご報告申し上げます。

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが変更され、経済活動の正常化に向けた動きが進んだ一方、エネルギー価格および資源価格の高止まりや物価上昇等により、依然として経済の先行きは不透明な状況が続いております。当社グループを取り巻く経営環境につきましても、仕入価格および物流費の上昇、消費者の節約志向の高まり等、厳しい状況が続いております。このような状況のもと、仕入先さまおよび得意先さまへの情報提供に努め、新たな消費者ニーズに寄り添った商品のラインアップ拡充に注力いたしました。さらに、物流ネットワークの体制見直しおよび物流拠点における適切な人材配置によって、将来を見据えた物流体制の維持・安定化に努め、物流業務の効率化および財務体質の改善を目的とした在庫水準の適正化に努めました。しかしながら、消費者の節約志向の高まりなどを背景に日用品の販売数が減少したことにより、当連結会計年度の売上高は385億93百万円、営業損失4億70百万円、経常損失1億31百万円となりました。なお、投資有価証券売却益3億18百万円を計上したことに加え、繰延税金資産を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は14百万円となりました。

中山福株式会社は、おかげさまで2025年3月に創業100周年を迎えます。次の100年に向け企業価値を向上させていくため、この度「中山福グループ新中期経営計画NFG2026」を策定し、2024年度よりスタートいたしました。これまでは、卸売事業を軸に市場環境に合わせて事業展開を進めてまいりましたが、今後は、中山福グループとしての永続的な企業価値向上を目的に、事業持株会社体制によるガバナンス向上を図りながら、各種事業を展開し、経営戦略を推進いたします。その一環として、2024年4月には株式会社ベストコの新体制をスタートさせ、さらに7月には新社名へと変更予定です。今後は、仕入先各社さまの強みと新会社の強みの双方を活かし、最高の価値提供に努めてまいる所存です。また、グループ各社の経営資源を最大限に活かす体制を整えるべく、2024年6月25日付にて中山福株式会社内にグループ管理本部を始めとするグループ横断的な新組織を編成いたしました。これらに加え、消費者さまに選んでいただける魅力あるホームユース製品の販売や情報発信、コスト構造の改善に取り組みつつ、新中期経営計画の実現に向け邁進してまいります。

今後ともより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長
橋本 謹也

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